実家のことが気になっているだけでも話していい？

“気になる”という感情が最初の一歩です

実家の空き家、親の住まい、相続の見通し──

具体的に動くほどではないけれど、なんとなく気になっている。
そんな段階で相談することに、ためらいを感じる方も多くいらっしゃいます。
けれど、「気になる」という感情こそが最初の一歩です。

このコラムでは、実家にまつわる漠然とした不安や関心を、どう受け止め、どう整理していけるかを考えます。

実家のことが気になっているとき、そこには必ず何かしらの背景があります。

親の高齢化、空き家の維持費、相続の準備、家族との距離感──
それらが複雑に絡み合い、「何かしなければいけない気がする」と感じることもあります。

その感情は、まだ言葉になっていなくても、確かに存在するもの。
まずは「気になっている」という状態を、否定せずに受け止めることが大切です。

実家のことは、感情や家族の関係が絡むため、ひとりで考えていると堂々巡りになってしまうこともあります。けれど、誰かに話すことで、「何が気になっているのか」「どこに不安を感じているのか」が言葉になり、気持ちの整理が進みます。

「売るかどうか」ではなく、「何が気になっているのか」を話すことが、次の一歩につながります。

実家について相談したからといって、すぐに売却を進める必要はありません。
むしろ、「今は動かない」という選択をするために、情報を整理しておくことが大切です。

登記の状況、税務の見通し、家族との話し合い──
それらを静かに整えておくことで、将来の選択肢が広がります。

気になるだけでも、動いていい。
それが、安心につながる第一歩です。

当社では、
「実家のことが気になっているだけ」「まだ何も決まっていない」──

そんな段階からのご相談も歓迎しています。
感情と情報が絡むテーマだからこそ、静かに、丁寧に向き合う時間を大切にしています。
まずは、気になることを話してみませんか。