購入したいと思ったら、どう申し込むの?──申込から交渉までの流れ

意思表示が、次のステップを動かす合図

申込は、“購入の意思”を伝えるための書面

気になる物件を見学し、「ここに住みたい」と感じたら、まず行うのが「購入申込」です。「買付証明」とも呼ばれます。
これは、売主に対して「この条件で購入したい」という不動産購入の意思を正式に伝えるための書面で、価格や引渡し時期、契約希望日などを記入します。

申込は契約ではないため、法的拘束力はありませんが、売主側はこの申込をもとに「この人に売るかどうか」を判断します。
人気物件の場合は、申込のタイミングや内容が選定に影響することもあるため、事前に資金計画などの準備を整えてから提出することが大切です。

価格交渉は、“希望”と“現実”のすり合わせ

申込時には、希望価格を提示することも可能です。
売主の提示価格に対して「もう少し下げてほしい」と考える場合は、申込書に希望価格を記入し、交渉の余地を示します。

ただし、価格交渉は物件の状況や売主の事情によって成立するかどうかが変わります。
築年数や販売期間、他の申込者の有無などを踏まえて、現実的なラインを見極めることが重要です。
無理な交渉は信頼関係を損ねることもあるため、冷静な判断が求められます。

申込後は、売主の返答を待つ時間

申込書を提出したあとは、売主側の検討を待つ時間が生まれます。
この間に、売主が他の申込者と比較したり、価格や条件を調整したりすることもあります。
返答までの期間は数日〜1週間程度が一般的ですが、状況によって前後することもあります。

申込後に気持ちが揺れることもありますが、焦らず、次のステップ(売買契約)に向けて準備を整えておくことで、スムーズな流れにつながります。

ご希望がまだ曖昧でも、大丈夫です

当社では、購入申込の流れや交渉の考え方についても、ひとつひとつ丁寧にご説明しています。
「申し込むかどうか迷っている」「価格交渉ってどう進めるの?」──

そんな段階からでも、安心してご相談ください。
意思表示のタイミングと方法を、静かに整えるお手伝いをいたします。